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物流ニュース
サードコンパスとANA Cargo 包括的業務提携を締結
2021年4月22日
生産者と消費者を航空輸送で結び付けるサービス「エドノイチ(江戸乃市)」を展開する3rdcompass(=サードコンパス、木村幸太郎社長、東京都渋谷区)は3月25日、ANA Cargo(外山俊明社長、東京都港区)と包括的業務提携を締結した。
同社が展開する「エドノイチ」は2020年7月にスタートした空輸と独自配送を使って地方の生産者と飲食店や消費者をつなぐ農水産物のECプラットフォームで、規格外・定量未満が理由で既存の流通に乗せられなかった生産者の商品をECで直接消費者に販売することができるサービスとなっている。
サードコンパスは、ANA Cargoとの業務提携により、全国各地の海産物を「獲れたて」のまま首都圏に届けられる独自の物流網が強化されたため、常温食材や加工品なども簡便に配送できるように、さらに取り組みを加速させていく。
木村社長は「当社はシェア事業をベースとして、販売配送支援サービスを提供するため、既存物流を組み合わせて仕組みをつくっている」とし、「そのサービスは全国47空港で使うことができ、空輸以外の仕分け、梱包、配送についても物流事業者が効率よく対応してくれているため、料金メリットを出すことができている」という。
今後の取り組みについては、「利用者や販売数を増やすため、600万人の会員を有するライフスタイル提案サイト『ケノコト』のようないろいろなところと業務提携を行っていく」ほか、「各地のオンラインアンテナショップを当社でつくっていきたい」と考えている。
オンラインアンテナショップは、各地の生産者にとって新たな販路となる。この販路で多くの商品を売っていくためにも、鮮度を維持して消費者のもとに届けることができる物流網を整備することが成功のカギとなる。木村社長は「各地の物流網を担ってくれる協力会社が必要」としている。
◎関連リンク→ 株式会社ANA Cargo
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