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製品・IT
Nauto Japan ドラレコに新機能を追加、シートベルト未装着状態を検出など
2021年5月10日
Nauto Japan(東京都千代田区)は、人工知能(AI)搭載型のドライブレコーダー「ナウト」の導入を運送事業者に提案している。同社代表の井田哲郎氏は、「車載器側にAIを搭載することで、リアルタイムで同時に複数の危険挙動を検知するとともに警告を出し、指導も行える」と説明。「運行管理者は非常に多忙で、ドライブレコーダーの映像を見返して安全指導する時間が割けないという声をよく聞く。当システムであれば、運行中に指導まで行えるため、ユーザーに大変喜ばれている」と明かす。
「わき見運転を54%、事故は35%―70%削減できたという実績が出ている」という。「デジタコでは優良と評価されていても、『ながら運転』が常習化していたドライバーを発見したこともあった」とし、「運転に集中しているかどうか、事故を防ぐためにも、きちんと確認する必要がある」と強調する。
今年3月に実施されたバージョンアップでは、シートベルトの未装着状態を検出する機能や車内カメラが何らかの要因で遮蔽された場合に検出する機能を新たに追加。
また、「車内カメラはドライバーにとって、やはり抵抗があるものだが、横・後方からの追突時やあおり運転を受けた際に貴重な証拠になりうる」と指摘。「危険挙動の映像だけをAIが抽出するため、管理者に送られる映像は全体の0.1%程度。『常時監視ではなく、ドライバーを守るために必要なこと』と、納得してもらえる説明ができる」。
「当システムは、年々、進化を遂げているが、スマホアプリのように、機器の入れ替えや操作の必要がなく、新機能をすぐに利用いただけるのも特徴」とし、「今後も、安全性のさらなる向上や管理の効率化に貢献していきたい」と語った。
◎関連リンク→ Nauto Japan合同会社
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