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物流ニュース
天然ガス自動車フォーラム CNG車普及に注力
2010年8月3日
天然ガス自動車フォーラム主催、日本ガス協会共催の「天然ガス自動車フォーラム研究会・情報交換会」が21日、東京・永田町の星陵会館で開催され約200人が参加した。
研究会では、「低炭素化社会とモビリティ」「エコロジーと街づくり」「自動車とは何か、自動車はどこへ向かうのか」の講演に続き、エコトラック(大阪府門真市)の池田雅信社長が「大型CNGトラックによる都市間輸送の将来像」をテーマに講演した。
同社は長距離輸送が難しいとされているCNG車の大型トラックを独自に改造発注し、実運送をしながらディーゼル車などと比較運行実験を実施。
それらの結果から、「大型車なら、大きなタンクを設置できるので長距離も可能。2トン車でも高速道路で、ディーゼル車と同等以上の燃費で走れた」と発表。
また「電気自動車やHV車が注目されているが、大型トラックでの実用性は困難。しかし、CNG車なら低公害で燃料価格もほぼ半分。CNG車が今後普及していくためには補助金がなくても購入できる車体価格にする必要がある。高価である要因の『規制』を見直すために、CNG車製造にかかる様々な関係者の意見を集める場を作って欲しい」と述べた。
その後、ブルックハルトジャパンの鈴木一毅氏が国内新発売の小型充填機を説明。
閉会挨拶で東京ガス・代表取締役副社長の村木茂氏は「CNG車は都市間輸送を中心としてきたが、これからは大型車にも取り組むべきと考えている。普及スピードが鈍化している今が正念場。スタンドの補助も復活するよう動いている」と語った。
◎関連リンク→ 天然ガス自動車フォーラムこの記事へのコメント
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