【富山】「新しいことにチャレンジでき、とても良い経験となった」。そう語って意気を込めるのは、射水市に本社を構える荒木運輸代表の荒木一義氏。荒木氏は昨年秋の青年部会北陸信越ブロック大会で上映された動画内で、開催地であった県の特産品や名物を前向きに発信して好評を得ていた。

動画収録の舞台となったのは専門スタッフを招き入れた自社オフィスの一室。「写真を撮る程度かと思っていた」と予測していた時間はナレーションという大役を伴うものだったが、日頃から地元小学校での講演活動や自著の執筆（＝「変化は勝利を導く―繁栄する運送会社経営の鉄則」）など、幅広い取り組みでフットワークの軽い荒木氏ならではの対応で慣れない初仕事もテンポ良くこなした。

全体を通して積極的な姿勢を見せた同氏だったが自社内という場所の性質上、「大きな声を出したりするので、少し恥ずかしかったね」と苦笑いを浮かべる。

一連の流れを振り返っては地元ＰＲの重要性や波及的な相乗効果をあげて改めてその意義に言及した荒木氏。県ト協青年部会においては今年度をもっての卒業を控えており、今回の動きはその花道を飾る意味でも印象深い取り組みとなったようだ。

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