-
物流ニュース
播州商運倉庫 ずらり並んだ外車勢、若手入職の契機にも
2022年2月18日
重量物輸送を主力とする播州商運倉庫(兵庫県加西市)が、外国製の車両を初めて導入したのは約7年前。全国に向けて運行する同社は現在、40台のトラックとトラクタ35台、トレーラシャシー45台を保有しているが、35台あるトラクタのうちスカニアが10台、ボルボが10台と半数以上を国外勢が占めている。
ともにスウェーデン製である2社のトラクタはほぼ同時期に投入したが、なかでもスカニアは当時、「52トン積みの輸送依頼に対応するために必要となったのがきっかけ」と増田肇社長。第5輪荷重が28トンのスカニアは「いま手掛ける100トン積載の業務に欠かすことはできない」という存在。超重量物を扱う同社はシャシーも最大積載量110トンや、全長が60mまで伸びるブレード搬送用など特殊なものを多くそろえている。
一方、外国製の車両を採用するようになったことが、若手のドライバーを増やす一因にもなっている様子。60代後半などベテランも在籍するが、20~30代が増えてきたことで自然と平均年齢を押し下げる格好になり、約80人いるドライバーの現在の平均年齢は35歳前後になっているという。
入社したての若年ドライバーは「まず25トンのトラックから始めてもらう」のが同社の基本的なルール。スカニアやボルボに乗りたいと口にする国産車の担当ドライバーもいるが、受け持っている業務の内容で車両が変わるのが実情。「(スカニアに)乗りたいからと超重量物の部門に挑戦するドライバーもいるのは確か。今後も仕事の内容に応じてスカニア、ボルボ、国産車両を使い分けていくことになるだろう」と話している。
◎関連リンク→ 播州商運倉庫株式会社
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ