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物流ニュース
ロジ勤怠システム 成長企業から学ぶ「運賃交渉・新規荷主セミナー」
2022年3月30日
ロジ勤怠システム(東京都杉並区)は2月25日、運送事業者向けにWebセミナーを開催した。「成長企業から学ぶ運賃交渉・新規荷主を獲得するには?」と題して、ロジフォワード(神奈川県大和市)の新村千成社長、エー・シー・トランスポート(埼玉県戸田市)の池永和義社長を講師に迎えた。両社の会社紹介を経た後、テーマにそった設問に両社長が回答した。新規荷主の獲得、運賃交渉、採用や定着、健康問題との向き合い方、2024問題への対応、残業時間を減らす取り組み、デジタル化、人材育成への課題など、運送業の経営全般にわたる設問が用意された。
新規荷主の獲得については、既存の営業手法に加えて、ホームページを営業ツールとして活用していくことの重要性を強調した。採用面では、定着率を高めるためにインターン制度を設け、入社後のギャップを埋める取り組みを紹介。また、女性スタッフの増加に伴い、働きやすい環境づくりやハラスメント対策など、女性ならではのケアが必要となるとした。
2024年問題への対応については、両社とも重要な課題として認識。宵積みから朝積みへの変更、労働時間の段階的削減、就業規則の変更などの対策を進めているとした。一方で、荷主の中では認識が進んでいないと指摘。「お客さんとコミュニケーションしながら言い続けていくこと」(池永社長)、「少し時間をかけながらでも発信していくことが大事だと思っている」(新村社長)と述べ、荷主に問題を説明し、粘り強く交渉を続けていくことが必要となると述べた。
デジタル化の推進については、勤怠システムとデジタコの連動による労務管理に加え、経理や運行についてもシステムを導入し、効率化と見える化を図っているとした。
人材育成への課題については、両社とも中間管理職や配車マンの教育の重要性を指摘。ドライバーの定着には管理者の存在が鍵となると強調した。
セミナーの合間には質疑応答の時間を設定。参加者からの質問に対して、両社長が回答した。
◎関連リンク→ 株式会社ロジ勤怠システム
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