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物流ニュース
姫鳥線が全線開通 山陽ー山陰間4本目
2022年3月31日
中国横断自動車道の「姫路鳥取線」で最終工区となっていた播磨新宮インター(播磨道)~宍粟ジャンクション(中国道)間の工事が完了し、約87kmの全線が3月12日に開通した。山陽道の播磨JCTから北向きに分岐した播磨道の播磨新宮ICまでの区間は2003年に完成しており、19年越しで全線の供用が実現した。
実際に宍粟JCT側から車を走らせてみると、中国山地を貫いているとあって今回開通した11.5kmの部分には長いトンネルが多い印象を受ける。兵庫から山口県まで東西に並行して走る山陽道と中国道を南北に貫く格好の中国横断自動車道には岡山米子線と尾道松江線、広島浜田線があり、姫路鳥取線が4本目。尾道松江線の尾道北IC~三刀屋木次IC間は無料区間となっているが、姫路鳥取線も鳥取道部分(62.3km)の通行料金は無料。
岡山東部や兵庫西部のトラック事業者に話を聞くと「いまのところは使うような仕事はないが、時短につながるなら新しい運行計画が組めるかもしれない」と話す。一方、兵庫南部地域への輸送が多いという鳥取県の事業者は「これまでは中国道から播但連絡道路(兵庫県道路公社)を経由して瀬戸内方面に走っていたが、JH西日本の高速道路だけで可能ならETC割引の面もプラスになるのではないかと思っている」と期待を寄せている。
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