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運送会社
三雪運輸 「竹」断熱材実験に協力
2012年10月26日
【愛知】三雪運輸(岡田雅社長、名古屋市中川区)では、愛知県が「竹」を断熱材として利用する実証実験に無償で協力している。実験は名古屋市内の公立学校の屋上に竹を敷き詰めるもので、階下の室内が2度程度低くなることが見込まれている。県では、実証実験の効果を確かめたうえで、今後、学校などの公共施設での導入を進める方針。
同社は、7月25日に名古屋市港区の県立惟信高校、8日に同区の市立高木小学校で行われた設置工事に協力。社員3人がクレーン作業の玉掛けなどを行った。
8日の工事では、屋上の一部約100平方mに、長さ5mに切りそろえられた竹を約220本敷き詰めた。竹材は愛知県弥富市で加工され、校庭からクレーンで屋上に運ばれた。
竹は繁殖力が強く、生育が早いため、森林では日光を遮り、他の植物の成長を妨げる問題を引き起こしている。竹材に対する需要も低下しており、間伐しても行き場がなくなっているのが現状だという。屋上の「竹化」は、冷房に使用する電力の節減と竹材の利用を両立する、一石二鳥の効果が期待されている。
◎関連リンク→ 三雪運輸株式会社 -
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