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物流ニュース
NXグループ 海外3社の動き
2022年7月10日
NIPPON EXPRESSホールディングスの海外のグループ3会社について発表。
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7月1日、中国のNX国際物流有限公司(杉山龍雄董事長、以下、NX中国)が、日系物流企業として初めて海南省海口市に事務所を新設、同日から営業を開始した。業務内容は、フォワーディングサービス(海運・航空・陸送・鉄道)の取次業務ロジスティクスサービス(保税倉庫、一般倉庫、国内輸送)の取次業務海南省における営業活動など。NX中国は海南事務所の営業開始に合わせ、同26〜30日の5日間、海口市で開催される「第二回中国国際消費品博覧会」に出展し、「顧客や関連機関との関係強化を図っていく」という。
また同1日、NXアメリカ(阿部俊哉社長)がアラバマ州ハンツビル市に新倉庫「ハンツビルロジスティクスセンター2」を開設、同日から稼働開始。
昨年2月に開設した倉庫「ハンツビルロジスティクスセンター」から約5kmに位置するこの新倉庫では、主に日本やメキシコから届いた自動車部品を仕分けし、サプライヤー30社以上に対して供給を行う。
また部材メーカーや商社などの顧客の商品を保管し、自動車メーカーおよびサプライヤーへの供給も予定。新倉庫の倉庫面積は1万3415平方m(うち事務所部分は303平方m)。業務内容は保管、配送、検品・仕分、梱包、輸出入手配。
さらに同11日、NX臺灣國際物流股份有限公司(川本勝董事長、以下NX台湾)は、台湾南部の台南市の自社オペレーション倉庫で今年2月に保税認証を取得したと発表。これは日系物流事業者として初という。
同日、拡大する半導体関連の需要に対応する空調施設を新設。保税ライセンスを活用し、非居住者在庫保管、輸出入の拠点としても利用可能という。
延べ床面積は1万1800平方mで、うち空調エリアは3900平方m (2022年末までに9285平方mに拡張予定)。
このほか5日には日本通運(齋藤充社長)とNX商事(秋田進社長)が駐日カンボジア王国大使館トゥイ・リー特命全権大使閣下から感謝状の贈呈を受けたことを12日、明らかにした。NX商事では、自治体や企業から不要になった中古オフィス什器を海外に寄付する事業を行っており、日本通運は昨年末に本社移転をした際に不要になったオフィス什器をNX商事のスキームでカンボジアへ寄付したことが評価された。
◎関連リンク→ 日本通運株式会社
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