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運送会社
速水運輸 オリジナル配車システムを導入、中小運送事業者の小さなDX
2022年10月21日
【愛知】速水運輸(速水敬志社長、春日井市)では、これまでホワイトボードに書き込んでいた配車表をクラウドで管理する配車システムに変更。ホワイトボードをすべて撤去したことにより、事務所はスッキリ明るく生まれ変わった。
システム導入以前の同社は、事務所の壁一面にホワイトボードを取り付けていた。「見える化」という意味では非常に便利だが、一日に5回、多くて8回往復する運行を管理するため、人の動線や汚れ、消したら記録が残らないなど気になる点もあった。
同社のDX化は基幹システムを導入した約15年前から始まっている。今回取り入れたのは配車に特化したシステムで、自社オリジナルで制作。市販の配車システムにはない中小向けのサイズ感が特徴だ。「小さなDX」と名付けられたこの配車システムにより、スマホを開けば外からでも配車情報が確認でき、過去のデータも呼び出せるようになった。
速水社長は「協力業者の動きもわかり、すべて見られる。今後はグループ会社間での横展開も検討していきたい」と話し、中小運送会社のDX化浸透を図りたい考えを示す。また「システムはどのようにも拡張できるメリットがある」として、基幹システムに組み込んでカスタマイズをしていくことも視野に入れている。同社の取り組みは、小さなDXでも第一歩を踏み出すことで新たな展開が見えてくることを表しているようだ。
◎関連リンク→ 株式会社速水運輸
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