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物流ニュース
三菱ふそうトラック・バス 電気小型トラック「eCanter」次世代モデルを発表
2022年9月27日
三菱ふそうトラック・バスは9月7日、電気小型トラック「eCanter」次世代モデルを発表。同日開催のワールドプレミアでお披露目した。
「eCanter」は、2017年に国内初の量産型電気小型トラックとして発売。今回のフルモデルチェンジは、これまでの5年間の運用経験をもとに、多くの物流ニーズに応えた内容になっている。
シャシーラインアップを大幅に拡充し、国内市場向けモデルは28型式に対応。車両総重量は現行モデルの7.5トンに加え、5トンから8トンまで展開する。
キャブバリエーションも拡充し、小回りのきく標準幅キャブ(1700mm)から、より多くの容積が確保可能な拡幅キャブ(2130mm)を新たに追加。ホイールベースも2500mmから4750mmまで展開する。
また、バッテリーを最大3個まで搭載できるモジュール式バッテリーを採用。3個搭載の車両は200キロと、航続距離の延長を実現した。
さらに、動力取り出し装置「ePTO」も装備し、ダンプやリアクレーン、ごみ収集車、冷蔵車、脱着車といったさまざまな架装にも対応する。
カール・デッペン社長は同車両について、「多様なニーズに対応したこのモデルで、商用車業界を次のレベルへ引き上げたい。ゼロエミッションへ向け、コスト面でもEVシフトをためらう必要はない」と説明した。同社では、電気トラックの導入を支援する「eモビリティソリューションズ」も展開。車両に加え、電気トラックを使う上で必要な「充電器」「デジタルサービス」「バッテリーライフマネジメント」「ファイナンシャルサービス」などを包括的にサポートし、商用車の電動化全体を推進する内容となっている。
「eCanter」次世代モデルの発売は2023年春を予定している。
◎関連リンク→ 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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