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物流ニュース
「引越とネット契約で格安」国民生活センターが苦言
2013年3月6日
「引っ越しと一緒にインターネットの回線契約をすると引っ越し料金が10分の1になる」というセット契約について、国民生活センターが「苦言」を呈した。
同センターによると、同事業者は「車両を貸し切って行う通常の引っ越しサービスを扱っている。引っ越し料金は3万円だが、回線契約を同時に申し込んでくれた人だけ、料金を格安にしている。契約内容によっては引っ越し料金を無料にすることもある。新規の回線契約者を紹介すると、通信業者から紹介手数料をもらえるため、その金額を消費者に還元している」という。
また、「通常の引っ越しサービスであるならば、見積もり時に義務付けられている標準引越運送約款の提示や必要事項を明記した見積書がなかったことは問題」と同センターは指摘する。
同センターでは、「見積もり時に約款を提示していなかったり、見積書を渡していなかったなど、サービスの契約自体に問題があった。また、回線契約の申し込みにより入る紹介手数料を前提として格安でサービスを提供することは、消費者からみれば契約先や契約内容が分かりにくくなるという不利益が生じる」と話し、さらに「回線契約を解約することで、引っ越し料金が当初の説明と変わってしまうなど、契約内容が複雑でトラブルになりがちである。トラブル防止策の徹底が求められる」と説明する。この記事へのコメント
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