兵庫ト協の西宮支部（上田勝嗣支部長）は３月１４日、「２０２４年問題を踏まえた運送ＤＸの実践セミナー」を開催。業務の効率化と利益率向上を実現することができるＤＸ化について学ぶセミナーとなった。

同セミナーでは、ＩＴ経営コンサルタント会社グローバルナレッジ（神奈川県横浜市）の杉山良仁社長を講師に迎え、ＤＸの基礎知識やＤＸ化の意義、有効なＤＸ化実践方法などについての講義を行った。

杉山社長は「セミナーでは先ず、ＤＸイコールＩＴではないということと、ＤＸとはデジタル技術を活用した経営の変革であるということを前提としてご理解いただくためのお話をさせていただきました」

その上で、「ＤＸ化が業務の効率化と利益率向上を実現し、社員にとっても、魅力のある会社になるということと、総じてＤＸの実践で勝者と敗者が決まってしまうのでは」という内容をセミナーで説明した。

ＤＸ化は「データの収集、活用、分析」が重要なポイントとなる。セミナーでは、データを収集するツールとして、それぞれの会社の日報をそのままタブレットに電子化できる「デジタル運転日報」も紹介された。

セミナーについて、同支部は「２０２４年問題の対策になるのではないかということで開催したが、参加者から『ＤＸの本質が理解できた』『早急に取り組んでみたい』といった意見が多く、好評だった」としている。