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物流ニュース
広がる輪 丸吉運輸機構の体験イベント
2013年7月16日
丸吉運輸機工(吉谷隆昭社長、北海道北広島市)は6月7日、市立西の里小学校で2年生68人と、ひまわり学級3人を対象に、交通安全・環境とものづくりの体験型イベント「エコとクルマをたのしもう!」を開催。昨年に引き続き、荷主の東日本コベルコ建機との共催で、子どもらに「働く車に乗る、触れる、考える」機会を提供した。
今回は、イベントの趣旨に賛同した幸楽輸送(札幌市豊平区)と北海道物流開発(同西区)も参加。さらに茨城乳配(茨城県水戸市)、岩瀬運輸機工(東京都江戸川区)、入出運送(静岡県湖西市)の各社が視察に来て、運営にも協力した。
イベントは「たのしもう」のコンセプトの通り、交通安全について指導するだけではなく、走行するトレーラへの試乗、ショベルカーでの穴掘り、コンバインドローラーの振動の体感、冷凍車の体感、大型ウイング車の荷台に昇る──といった様々な体験を提供。また、トマトの苗付けや現場パネル・防災グッズの展示も行ったほか、丸吉のマスコットキャラクターの象や、トマトの着ぐるみも用意し、会場では子どもらが大きな歓声を上げ、走り回っていた。
イベント準備に奔走したスタッフは「前回より子どもらが自由に動いて体験できるよう内容を見直した。参加してくれる会社も増え、みんなで楽しむことができた」(コベルコの新藤陽子氏)、「みんなで楽しもうという考えを大事にした。来年は更にパワーアップさせたい」(丸吉の村上玲子氏)と話し、手応えをつかんでいた。
初めて参加した幸楽輸送の横山英三社長は「子どもらが目を輝かせていたのが嬉しい。これがきっかけで、ドライバーになりたいと思ってくれる子どもが出てくれれば」と感想を述べた。本州から視察に来た3社は、吉谷社長の物流の勉強仲間。「持ち帰って、自社の取り組みに生かしていきたい」といった感想が聞かれた。
イベントの「働く車を考えよう」のブースで折り紙の講師を務めた高橋正美氏。丸吉運輸機工の浦安営業所で鉄鋼センターの現業部門の班長を務める。
センター内には、同氏が折り紙で作った「アンパンマンやドラえもん、鉄腕アトムなど人気キャラクターの案内板」が掲示されており、鉄を扱うセンターの中で「癒し効果」を発揮している。
同イベントを開くことを知った同氏が「子どもらへ渡して下さい」とディズニーの人気キャラクターを折り紙で制作して送ったところ、「それなら直接来て欲しい」と吉谷社長から招集がかかり、当日の講師を任された。折り紙の腕は「趣味で本などを見て身につけた」というが、その完成度の高さは「まるで商品」のようで、子どもらを喜ばせた。
ディズニーの折り紙はイベント終了後、同校へ寄贈された。
◎関連リンク→ 丸吉運輸機構株式会社この記事へのコメント
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