タケヒロレッカー（武岡謙二郎社長、愛知県一宮市）はこのほど岩倉市内に大型車対応の自社整備工場を構え、その稼働を開始した。

新工場はタケヒロレッカーをはじめとしたロードサービス企業６社で構成するグループＡＡＡ（トリプルエー、同代表）の岩倉ベース施設内に建設。かねて本社で展開していた整備部門を大型車両までひろげ、ロードサービス事業と連携した動きを提供することで引き取りから修理までのワンストップサービスを実現した。

武岡社長は取材に応じ、今回の動きに言及。「引き取り、修理、保管を一元化することが運送事業者やドライバーの時短・効率化につながり、２０２４問題への対応にも寄与できるのではないか」としてその展開を前向きに見据える。

また岩倉ベース内においては７月にタケヒロレッカー恒例の「タケヒロ夏祭り」も開催。従業員やその家族、加えて地域住民へと無料開放された会場は４５０人ほどの来場者で賑わい、同施設の広大なスペースを生かした盆踊りの櫓やステージ、露店やキッチンカーも用意され盛り上がりを見せた。

祭り会場では「どんな仕事をしているのかを家族に知ってもらいたい」との考えから日頃の仕事シーンを再現したエリアも設置。２４時間３６５日の対応で道路を支える業務は「家族の理解があってこそ」と武岡社長はその思いにふれ、今後についてもイベントの継続へ意欲的な姿勢だ。

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