業界の基礎団体となって「軽貨物運送業界の健全な発展」を目指している全国軽貨物協会（西田健太代表理事、東京都墨田区）は１１月１０日、貨物軽自動車運送事業に関わる諸団体が一堂に会する「第１回全国軽貨物事業者懇親会」を開催した。

同懇親会は、日々の営業活動で競合する関係にある諸団体が垣根を超えて、２０２４年問題をはじめとする業界の抱える諸課題に対処すべく継続的な枠組みの設置を目的に開催するもので、軽貨物事業に関わる１５団体が参加して行われた。

主催者を代表して西田代表理事が「今回は軽貨物事業に関わる諸団体が一堂に会する史上初の会合となります。業界の１割以上となる３万人以上を超えるドライバーに対して、直接影響力を持つ企業、団体にお集まりいただきました」

「国交省では今年から、貨物軽自動車運送事業適正化推進会議を開催し、業界全体で取り組むべき課題が議論されている。単体では解決できない業界の共通課題に対して対処していくための新たな枠組みを作ろうというのが当会の目的です」とあいさつ。

同会には、国交省流通・自動車局貨物流通事業課の小熊弘明課長と経産省商務情報政策局消費・流通政策課の中野剛志課長が来賓として参加。同会で、軽貨物業界の課題について説明し、課題解決をサポートしていくとあいさつで述べた。

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