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物流ニュース
社労士法人みつばち 運送業向けアプリを監修
2024年7月29日
トラック運送業の労務管理に特化する社会保険労務士法人みつばち(大阪府茨木市)の高橋大生社長はこのほど、Hacobu(ハコブ、東京都港区)が提供するトラックドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver(ムーボ・ドライバー)」の新機能の監修を行った。物流2024年問題に対応した「改善基準告示対応サポート」機能が新たに実装されたが、この機能について監修したもの。
今年4月1日に改正改善基準告示が適用され、ドライバーの拘束時間の上限等が変更された。同機能を使用することで、運行管理者およびドライバーは拘束時間や運転時間の経過と残り時間をアプリ上で確認でき、改善基準告示の複雑な要件を順守するためのサポートが可能になるという。
作業記録中に経過時間と残り時間がリアルタイムで可視化され、ゲージ表示により業務の継続可能時間や休息の適切なタイミングが分かりやすくなる。これにより運行計画の立案が容易になり、効率的な業務遂行をサポート。さらに連続運転時間や1日の拘束時間の上限、拘束時間のダブルカウント発生時にアラートを表示し、同告示要件を順守するためのサポートが可能となる。
髙橋氏は監修にあたって、「運送事業者がお困りになっている点や悩まれている点などを伝え、こういう人に使って欲しいや、必須で採り入れて欲しいところなども私から提案させていただいた。ドライバーの働く環境改善を第一に考えなければいけない」と持論を説明。
さらに、「運送業は一般の工場等とは違い、働いている方々が管理者の目の前にいないことが多く、時間管理がしにくい業種となる。一方で、運転時間や拘束時間、休息期間などの時間管理が厳格に求められているため、ドライバーの方々にも運転時間等の意識付けをこのアプリでしてもらうとともに、会社、ドライバーの双方が協力して安心して働くことのできる会社を育ててもらえるのではないか。運行記録計の設置義務のない車両には特に利用していただきたい」とコメントしている。
◎関連リンク→ 社会保険労務士法人みつばち
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