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運送会社
栗木運輸 井戸水活用の大型洗車機導入 災害に備え
2024年11月8日
【愛知】栗木運輸(栗木和夫社長、津島市)は今春から大型車両用の門型洗車機を導入し、ドライバーの洗車にかける負担を大幅に軽減する労働環境改善を行った。注目すべきはその水源に地下水を活用していることだ。
同社は洗車機の設置にあたり井戸を掘り、地下水を汲み上げる設備を整えた。それにより水道代にかかるコストをカットするメリットが生まれるのはもちろんだが、栗木社長にはもう一つの目的があった。災害時の飲料水・生活用水としての役割を果たすことである。
「社員を守る」「地域とともに生きる」という観点から同社では、3日間社員と家族が困らないだけの食料品を備蓄し、いつでも炊き出しができる状態にしている。井戸を引いたのも災害対策の一環で、断水の際には地域住民に飲み水として提供したい考えからだ。
現在は2トン車の移動式トイレを準備中。これも「何ら特別なことはしていない」と話す栗木社長。常日頃から災害時に何を守るべきかを考えているからこそ、本当に必要な備えに気づくのだろう。
◎関連リンク→ 栗木運輸株式会社
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