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ブログ・鈴木 邦成
第619回:『最強のD2C』
2024年6月26日
拙著『最強のD2C』(鈴木邦成著、ぱる出版)が刊行されます。
近年、ECにおけるビジネスモデルとしてD2C(デジタルD2Cとも呼ばれる。消費者直接取引Direct-to-Consumer)に大きな注目が集まっています。
D2CはEC事業者が小売業などの中間流通業者を介さず消費者と直接取引をするというビジネスモデルです。中間流通業者を介さないことで流通マージンなどのコスト削減が可能になります。したがって、高い利益率を確保できるのです。
そこで本書ではD2Cビジネスを展開するためのステップと戦略に焦点を当てて説明します。D2Cビジネスモデルを採用し、成功させるための具体的なスキルと戦略をやさしく解説します。
本書の構成は次のようになります。
第1章ではD2Cの基本的スキームや活用のメリットなどについて説明します。本書の導入の章になります。
第2章ではD2Cの成功事例を紹介し、そのビジネスモデル特徴と成功のポイントを解説します。D2Cの成功の具体的なイメージを把握することができます。
第3章ではD2Cを成功に導く戦略について解説しています。ブランディング、顧客体験、価格設定、商品開発などのポイントをわかりやすく説明します。
第4章では、成功するD2Cを意識したウェブサイトを設計やオンラインプレゼンスを大きく左右するインフルエンサーとの連携などを解説します。インスタグラム、x(旧ツイッター)、YouTubeなどの活用方法に触れながら紹介します。
第5章では効果が大きい越境EC(ネット通販)ビジネスでのD2Cの活用や海外戦略・越境ECを念頭に置いた商品開発・仕入れとウェブサイト構築などについてわかりやすくポイントを説明します。
第6章では、D2Cに必要な在庫管理やフルフィルメント業務の概要。越境EC/D2Cで失敗しない配送戦略や物流倉庫の運営・活用などについてわかりやすく解説しています。
第7章では、D2C事業に参入を考えている企業経営者、起業家、スタートアップ企業幹部、新規事業部門などの方にとってわかりやすく、成功を収めるための絶対条件や絶対必要なスタートキット、必ずやらなければならないリスクヘッジなどを紹介します。
第8章ではD2Cの見逃せないこれからのトレンドについて解説します。D2Cのこれからのあり方や方向性について説明します。
本書の読者のみなさんがD2Cの大枠と基本フレームを理解し、拡大を続けるEC市場のなかでD2Cの先進的なビジネスモデルを創案し、大きな成果を上げていくようになれば、筆者にとっての望外の喜びといえるでしょう。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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