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物流ニュース
ANA 成田空港第8貨物上屋オープン式典「世界と戦う準備整った」
2024年10月19日
ANA(井上慎一社長、東京都港区)は10月16日、「新ANA成田空港第8貨物上屋オープン式典」を開催。
これまでの第7貨物ビルに加え、新たに第8貨物ビルを増設し、成田空港内に分散していた貨物上屋機能を集約。ANA最大の貨物上屋となった。供用は21日から開始した。
井上社長は、「2029年の『第2の開港』とも言われる機能強化に、ANAが先駆けてデジタルを駆使した新しい航空物流ハブのカタチを実現することは、この『新しい成田空港構想』に大きく寄与するものと確信している」とあいさつ。航空貨物事業で重要とされる3つに「ネットワークと輸送力」「輸送スキル」「貨物を取り扱う上屋」を挙げた上で、「新上屋の供用開始でANAの貨物事業に重要なピースが加わり、我々は世界のライバルと戦う準備が整った」と話した。
新貨物エリアの名称は「ANA Cargo Base+(プラス)」で、キャッチコピーは「New Start,New Future ここから変わる、新しい未来へ」
式典には国交省航空局航空ネットワーク部の秋田未樹部長、千葉県総合企画部の冨沢昇部長、小泉一成成田市長、成田国際空港の田村明比古社長らが来賓として祝辞を述べた。
ANAの貨物事業室長も務める脇谷謙一ANA Cargo社長が、新上屋の概要について説明した。成田空港の貨物地区にこれまで分散していた6か所の上屋を「ANA Cargo Base+」に集約。これにより同施設の規模は、空港内最大となる延べ床面積約6万1000平方m、隣接の第7貨物ビルと新上屋の合計面積約4万8000平方m、取り扱い可能量は年間約50万トンに拡大した。機能については、3温度帯の保冷施設や、無人搬送車AGV・搬送棚等の導入などを挙げた。脇谷社長は、「我々ANAグループがこうした最新設備を先駆けて導入し、将来日本の国益になるような物流施設の発展につながる活動をしていく」と話した。
◎関連リンク→ ANAホールディングス株式会社
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