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物流ニュース
ヤマトホールディングス ナカノ商会を子会社化、469億円で買収
2024年12月10日
ヤマトホールディングス(長尾裕社長、東京都中央区)は11月5日に取締役会を開き、ナカノ商会(沼澤宏社長、同江戸川区)の株式2036万5960株(発行済株式の87.7%)の取得を決定し、同日契約を締結した。取得価額は469億4300万円。株式取得実行日は12月1日で、ナカノ商会は同社の連結子会社となる。
連結業績は2025年3月期第4四半期からの見込みだが、当期の連結業績に与える影響は軽微としている。同日発表した2025年3月期の業績予想は、連結売上高1兆7300億円、連結営業利益100億円、連結経常利益100億円、当期純利益は50億円。
ナカノ商会は1988年8月に設立、資本金1億円、持ち株比率は沼澤社長81.6%、N.Sサポート18.4%。2023年9月期の売上高は867億7000万円、営業利益46億5200万円、経常利益46億7100万円、当期純利益32億500万円。少なくとも3年間は増収増益で、ヤマト運輸ともEC荷物仕分け業務の委託などの取引関係があった。
ナカノ商会は、保管・庫内作業・輸送の物流サービスと、小売事業者や食品等メーカー・サプライヤー、EC事業者の上流の物流領域を中心に法人顧客を有していることから、ヤマトでは、今回の買収で、①CL(コントラクト・ロジスティクス)事業の拡大②EXP(エクスプレス)事業とのシナジー創出③両社リソースの共同利用などコストシナジー創出(CL・EXP事業)を通じて、法人ビジネス領域の拡大が可能だとしている。
◎関連リンク→ ヤマトホールディングス株式会社
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