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製品・IT
エーディエフ 東大阪市に拠点オープン、物流ボックスをサブスクで
2025年7月22日
物流機器などアルミ製品メーカーのエーディエフ(島本敏社長、大阪市西淀川区)は、物流ボックス「ダンカーゴ」のサブスク事業をスタートさせる。6月5日には、同事業の拠点となる高井田工場(大阪府東大阪市)がプレオープンし、関係者や報道陣を招いてオープニングセレモニーが開催された。
「ダンカーゴ」は、荷物の輸送・保管時に空間の活用が可能となる折りたたみ式の物流ボックス。断熱パネルと保冷材を活用した断熱物流ボックスや、気密性を高め、におい移りを防ぐボックス、温度管理ができるボックスなど、用途に合わせて多様なラインナップをそろえ、1台からオーダーメイドで製作している。

同社によると、ダンカーゴは荷物同士の積み重ねができ、また、違う温度帯の荷物や、においがする荷物を一緒に運びたいというニーズにも対応できることから、物流2024年問題の解決策の一助になるとして関心を集め、直近5年間で販売額が2倍以上増加しているという。一方で、「ある一定期間のみ使用したい」など、購入以外の試しの運用や期間貸しの要望があり、サブスク事業をスタートすることとなった。
また、サブスクで使用される物流ボックスは、化石燃料を使用せず再生可能エネルギーで製造された「グリーンアルミ」を使用しているほか、効率的に洗浄でき、洗いムラが発生しない物流ボックス専用の高温洗浄機を開発するなど、環境にも配慮している。
プレオープンした新工場は、製造や貸し出し、修理、洗浄、保管を行うサブスク拠点となる。オープニングセレモニーでは、島本社長による事業概要の説明や、担当者による施設の案内などが行われた。
島本社長は「サブスクは年間契約で、定額でダンカーゴシリーズをチョイスできるサービスを想定しているが、具体的な価格帯やプランはこれからで、今後、サブスク専用サイトを早急にスタートさえたい」と述べ、「『買う』だけでなく『借りる』という選択肢を設けて、お客様に合わせた提案をしていきたい」と意気込みを語った。
◎関連リンク→ 株式会社エーディエフ
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