グループエスカラデー（片山恭伸代表、名古屋市中区）は、グループ８社の従業員から冬物衣料を募り、ネパールへ寄贈する準備を進めている。寒さが本格化する前に届くよう、国際郵便で発送する予定だ。

この取り組みは、同グループのジーアンドジーに勤務するネパール出身社員のモクタン・カンチャマン氏の母校に文房具を寄贈した２０２３年の活動に端を発するもの。昨年は「皆が喜んでくれる物」として冬物衣料のリクエストがあり初めて送付。今年は第３弾として、前回好評だった防寒上着類を中心に集めた。グループでは、日本の衣替え時期に合わせて協力を呼びかけ、状態の良い衣類が集まった。

現在、ジーアンドジーでは庫内作業に従事するネパール出身者が５２人在籍。今回の支援は、そうした社員への感謝の気持ちを形にしたものであり、「自社で集め、自社で送ることに意味がある」として、グループ全体で一体感をもって取り組んだ。

グループでは「現地で少しでも役に立ってくれればうれしい。将来、日本で働く機会があった際に、我々の名前を思い出してもらえれば」とし、今後も国際的な絆づくりに取り組む考えを示している。

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