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物流ニュース
森永乳業 神戸ー盛岡間で流動食ラウンド輸送を開始
2025年8月26日
森永乳業(大貫陽一社長、東京都港区)は7月1日、日本通運、日本貨物鉄道 (JR貨物)、日本石油輸送と、流動食モーダルシフト推進協議会を結成し、31フィートスーパーURコンテナを活用した鉄道によるラウンド輸送を開始した。
森永乳業が往路復路ともに荷主となる。同コンテナを活用したラウンド輸送は今回が日本初。
森永乳業の盛岡工場と神戸工場で生産している流動食を、日本石油輸送の同コンテナを使用し、JR貨物の鉄道輸送で往復輸送を実施。日本通運が運送委託を受けている。

4社でコンソーシアムを結成し、森永乳業専用の同コンテナを導入。神戸と盛岡・仙台の間のうち、百済・大阪貨物ターミナル駅(大阪市)から仙台貨物ターミナル駅(仙台市)の固定ルートで往復利用することで、これまでのドライバー不足や往復荷の確保などの課題を解決した。また、環境面でもCO2排出量を約72%削減、年間排出量約184㌧の抑制を見込んでいる。
特に今回の取り組みでは、異なるエリアを結ぶため、日本通運とJR貨物が連携し、従来は空のまま回送されていたコンテナを効率的に移動させることができたという。
森永乳業によると、「今回の流動食は常温輸送が可能なことに加え、物流不安のある東北の盛岡工場で製造している。物量などもコンテナ輸送ルートとして最大限活かせる」と説明している。
◎関連リンク→ 森永乳業株式会社
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