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物流ニュース
日本産業車両協会 「フォーク安全の日」安全技術の取り組みなど講演
2025年8月29日
日本産業車両協会(間野裕一会長、三菱ロジスネクスト社長)は7月5日、「フォークリフト安全の日」のイベントを開催した。
同協会では令和3年度から7月の第1週を「フォークリフト安全週間」と定め、情報発信などを行っているが、メインとなる同イベントは厚労省後援で今年で5回目の開催。

フォークリフトは登録制度がなく、代わりに労働安全衛生法に基づく年次の特定自主検査実施台数の推移は、昨年85万台を超えたが、実態としてはもっと稼働していると考えられるという。また、無人フォークリフトの普及はこれからであり、それまでに女性や高齢者、外国人のオペレーターが増える可能性もあり、非熟練者に対する安全対策はさらに重要になるとされている。
高瀬健一郎専務は、「昨年は物流2024年問題として、トラックドライバーの労働時間削減のために荷役時間の短縮に関する施策が打ち出されたが、フォークリフトの導入は、荷役作業の効率化への期待が寄せられている」と述べ、「昨年の死亡災害は16件でこれまでで最も少なくなっているが、死傷災害は依然として多い。フォークリフトによる事故を減らしていくため、より安全な製品を届けるほか、適切な操作など安全な環境現場づくりの参考となる情報を伝えていく」と続けた。
イベントでは、フォークリフトによる労働災害の発生状況、安全技術の取り組みなど4つのテーマで講演が行われた。また会場には、フォークリフトメーカーや周辺機器メーカー、安全教育コンテンツを作成する事業者などの紹介コーナーが設けられた。
◎関連リンク→ 一般社団法人日本産業車両協会
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