大和ハウスグループの若松梱包運輸倉庫（江田修一社長、石川県金沢市）は、白山市宮永町に整備した「本社第二共配センター」を６月２７日に竣工、今月から稼働を開始した。Ｆ―ＬＩＮＥ（東京都中央区）と協業し、物流総合効率化法に基づく環境負荷の少ない効率的な物流事業を展開する。

若松梱包運輸倉庫は従来、通過型センター（ＴＣ）を主力にしていたが、積載率や災害対策、ドライバーの負担軽減が課題だった。新設した在庫型センター（ＤＣ）は冷凍・冷蔵対応で、変動する物流需要や自然災害にも柔軟に対応。輸送効率化で労働時間削減にもつなげる。

新センターは鉄骨造３階建て、延べ床面積約１万４０００平方m。自動倉庫や温度管理システムを備え、保管効率を高めるとともに、太陽光発電や自然冷媒の採用で環境性能も強化し、「ＺＥＢ」認証を取得した。

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