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運送会社
藤久運輸倉庫 物流センターに遮熱塗料、断熱効果が長時間持続
2025年10月10日
【愛知】藤久運輸倉庫(久米博明社長、刈谷市)は6月、熱中症対策の一環として、小垣江物流センターの屋根に断熱塗装を施した。
同社が運営する複数の物流拠点のなかでも、小垣江物流センターは施設面積が広く、従業員数も最も多い。一方で、真夏の暑さ対策が課題となっていた。
今回の工事では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術を応用した特殊塗料「ガイナ」を使用。主成分にセラミックを含むこの塗料は、建物内の熱の移動を抑制し、断熱に加えて防音・遮音効果も兼ね備えている。また、通常の塗料と比べ、断熱効果が長期間持続するのも特徴だ。
塗装後、同日時にほかの倉庫と比較したところ、室温は約3度低下する結果が得られた。加えて、冬場には室内の熱を逃がしにくくする保温効果も期待できる。

また、屋根の一部には太陽光パネル、倉庫天井にはファンを設置し、暑さ対策を強化している。
ほかにも、センターで稼働する12台のフォークリフトに電動フォークリフト用スポットクーラーを導入。リフトの上部に設置するもので、頭上から出る冷気で作業環境の快適化を図る。
同社は今後も引き続き、さまざまな熱中症対策を進める考えだ。
◎関連リンク→ 藤久運輸倉庫株式会社
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