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ダイセーセントレックス M&Aで事業拡大に弾み、人材確保を成長のカギに
2026年1月28日New!!
ダイセーセントレックス(古川正和社長、愛知県弥富市)は、2021年6月に事業資本提携を行った日新トランスポート(同、三重県松阪市)の経営改善を着実に進め、M&Aによる連携効果を高めている。
日新トランスポートは食品・薬品などの輸配送を主力とし、冷凍・冷蔵車を中心に35台を保有。主要取引先には大手物流企業も多い。松阪と桑名の2拠点はダイセーセントレックスの四日市拠点と配送エリアが重なる地域にあることから、古川社長は食品・日用品を扱う点でも共通性があり、両社での連携への可能性に期待を込めたという。
M&A後は、「経営の磨き上げ」に着手。売上高は6億円台から5億円台に減少し赤字に転じたが、帳簿整理や減価償却を実施して財務体質を健全化。さらに、不採算荷主の見直しや車両入替、車両保険・金利コストの精査など、徹底した経営改善を行った。健康診断や労働時間管理、3か月車両点検など、コンプライアンス体制もセントレックス主導で整備し、「できていなかったことを、きちんとできる会社」へと変えていった。

現在は両社のネットワークが融合し、車両・人員の融通が可能となった。繁忙期には相互に支援し合い、新たな荷主との取引も生まれている。こうした連携が奏功し、前期は黒字決算を達成するまでに回復。夏冬の賞与支給に加え、クリスマスケーキや季節ギフトの配布など、福利厚生も充実させつつある。
古川社長はパンの共配・店舗配送を手掛けるダイセー日研(広島市東区)の社長も兼務しており、3社で売上100億円を目指す。成長のカギを「人材確保」と位置づけ、ダイセーセントレックスでは特定技能外国人ドライバーの受け入れ準備を進めるほか、管理体制の強化にも取り組む方針だ。
事業領域の拡大に向け、M&Aには引き続き前向きな姿勢を示す古川社長。「順調にいけば、2~3年に1社程度のペースでの拡大を見据えている」と意欲をみせている。
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