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物流ニュース
郵船ロジ コンテナに窒素ガス、高い鮮度保持効果
2015年12月21日
郵船ロジスティクス(倉本博光社長、東京都港区)は11月12日、リーファーコンテナのCA(Controlled Atmosphere)化技術である「Maxtend」を用いた海上輸送サービスの提供を開始したと発表。
同技術は、輸送前のコンテナに窒素ガスを注入し、専用機器による輸送中の酸素濃度管理でコンテナ内を最適な大気組成にし、農産物の鮮度保持効果を高めるもので、従来の冷凍・冷蔵のリーファーコンテナより高い鮮度保持効果を発揮する。
同7日には、日本で初めて同技術を使用してシンガポール向けに30品目の農産物が輸出され、17日間の輸送日数で大幅な品質改善を確認した。また、空輸に比べてコストは半分になるというメリットもある。
同社では、東京港及び横浜港発で新サービスの提供を開始し、今後、日本各地の主要港でのサービス展開を視野に入れている。これにより、これまで海上輸送ができなかった品目に対応し、輸送コスト削減による輸出農産物の競争力強化に貢献する。
◎関連リンク→ 郵船ロジスティクス株式会社この記事へのコメント
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