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物流ニュース
小椋商店 現場を知り提案力磨く、運送会社と連携密に
2016年5月11日
小椋商店(小椋隆史社長、大阪市浪速区)は梱包資材の総合商社として営業展開しており、大手の手の届かないコアな部分の販売に注力することで注目を集めている。配送・販売エリアを絞り込み、細やかなサービスを提供。取り扱うアイテム数は約3000点で、それらのアイテムは所有する3か所の4階建て倉庫(延べ床約1000坪)で保管とピッキングをしながら顧客の元に届けている。
同社では配達エリアを近場にすることで、午前中に注文を受けた商品は午後に配送できる体制を構築しており、顧客から重宝されている。低価格でのサービスではなく、高品質のサービスを提供することでリピーターが増えているとし、販売だけでなく現場を知ることで提案力もあるという。
小椋社長は「大手メーカーが対応できない部分を当社がカバーすることで、メーカーや納品先の顧客に喜んでもらっている。商品提案ができるように取引先メーカーと密に連携を図り、しっかりと販売できる知識を自社の社員が身に付けている」と話す。
また、配送を任せている運送会社とも連携を密にするだけではなく、運送業界の人材不足を考え、自社の仕事をしてくれているドライバーを社員と思い、日ごろからコミュニケーションもしっかりと取っている。
アイテム数が多いことから、現場を理解するのに最低でも1年は必要と考え、協力会社の教育も徹底し、同社の仕事を継続してくれているドライバーを大切にしている。「協力会社のドライバーを社内の懇親会などに招いて、コミュニケーションを取れるようにしている」と同社長。
現在は事務員の教育にも注力しており、電話による問い合わせにも、きちんと商品説明が行えるように社員一丸となって取り組んでいる。さらに、OSパックというネット販売のサイトを立ち上げて、支払い方法もコンビニや着払いなどを充実させることで、顧客のニーズに対応している。
今後の展望として小椋社長は、「大手ができない、小回りの利く営業と、同業他社との差異化を図れる取り組みを積極的にして、売り上げ倍増を目指したい」と、意気込みを語る。
◎関連リンク→ 株式会社小椋商店この記事へのコメント
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