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物流ニュース
大塚倉庫 ロジスティクス大賞受賞
2016年10月11日
大塚グループの物流を担う大塚倉庫(濵長一彦社長、大阪市港区)は、トラックドライバー不足の主因である長時間労働を削減する仕組みが評価され、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の2016年度「ロジスティクス大賞」を受賞した。2015年度に続いて2年連続の大賞受賞は、ロジスティクス大賞始まって以来の快挙。
同社は独自の自動配車システム「ID運輸」により、トラックの動態を可視化し、配送パートナーの配送効率向上を支援する仕組みを提供したことで、2015年度ロジスティクス大賞を受賞している。 今回、この「ID 運輸」を活用し、入荷を「ネット予約制」とし、トラックの待機時間削減、またムダな荷下ろし待ちの削減のために納品伝票と受領印を電子化した。さらに数量の過不足と商品破損が確認できる、写真を付与する「e-伝票」の仕組みを構築し、これまで「アタリマエ」とされた入庫時検品を廃止する仕組みも構築。ドライバーの長時間労働の要因である納品時の滞留時間の大幅短縮を実現し、配送パートナーの課題を解決し、ともに成長する仕組みを構築したことが高く評価され、受賞に至った。
濵長社長は「物流を取り巻く環境が厳しい中、 医薬品を扱う当社として、安定供給の使命をいかに果たすべきかを真剣に考え続けてきた。今回のITを活用した〝非常識な〟仕組みが社会性の高いものと認められ、大変光栄に思う。今後もこのような取り組みを通じて、社会に貢献できる共通プラットフォームづくりを進めていきたい」と述べている。
◎関連リンク→ 大塚倉庫株式会社この記事へのコメント
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