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物流ニュース
新和通商 点呼時に血圧測定、徹底した健康管理
2016年11月9日
重大事故につながる危険をはらむ脳・心臓疾患。脳卒中や心臓病の大きな危険因子となるのが高血圧だ。新和通商(新村千成社長、神奈川県大和市)では、この点に注目。点呼の際に血圧を測定し、重大事故防止とドライバーの健康管理に役立てている。
同社では帰庫時の点呼の際、アルコールチェックに加えて、血圧の測定を行っている。測定時に血圧の値が一定数を超えているドライバーについては翌日の運行を認めていない。高血圧に起因する病気は深刻な症状が出て、初めて自覚することも少なくない。半年に一度の健康診断だけで健康状態を把握することは困難だ。中には、二次検診となり、受診確認まで行っていたが、実際には薬を飲んでいなかったケースや、医師の指示に従っていなかったケースもあった。
また、測定によって、血圧の異常を知り、病院に行ったことで、大事に至らず助かったドライバーもいる。
事故の未然防止に加えて、ドライバー自らが健康を意識するようになったことも成果の一つだ。日々の血圧の変動を知ることで、生活習慣や食事に気を使うドライバーが増えた。新村社長は、「理想を言えば、出庫時と帰庫時、朝と夕2回測定することが望ましい」と述べ、「将来的には出庫時も測定を行い、より安心なかたちにしていきたい」と語る。
◎関連リンク→ 有限会社新和通商この記事へのコメント
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