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物流ニュース
キリングループロジ 安全体感研修を開催
2016年11月28日
キリングループロジスティクス(加藤元社長)はこのほど、物流現場の安全意識を向上する取り組みの一環として「ドライバー安全体感研修」を開催した。現場で実際に起こり得るリスクを体感することで、 同社が「最も重要な課題」として挙げている、パートナー、ドライバー、従業員の安全確保を実現するために企画された。今回は1回目として、協力会社である置田運輸(置田圭三社長、横浜市南区)が全面的に協力した。
同研修はキリングループロジスティクス川崎支店の敷地内で実施され、同社物流管理部安全品質環境室の鶴田秀樹氏が講師を務めた。当日は、置田運輸の社員に加え、同社の協力会社であるミナミ運輸(相澤卓治社長、横浜市瀬谷区)、現場で作業を共にする富士商行(川崎市川崎区)のドライバー、作業員が参加した。
第1部は、保護具の正しい装着方法の指導。ヘルメットや安全チョッキ、安全靴の正しい着用を学んだほか、落下実験を通じてヘルメットの重要性を学んだ。第2部は、「緩衝材挿入作業中のはさまれ防止」と題して、マネキンを使って、フォークリフト作業中の「はさまれ事故」を再現した。鶴田氏は「フォークリフトの運転者と声をかけ合うことが事故防止につながる」と指導。第3部は、トラック荷台からの転落事故を取り上げ、平車でのシートがけ作業時に誤って転落する事故が再現された。最後に、参加者全員で指差唱和(タッチ・アンド・コール)を行い、同研修は幕を閉じた。
置田社長は「今回の研修にあたり、過去に社内で起こった転落事故について学ぶ内容にしてもらいたいとお願いした。学んだことを自分の中だけに留め置くのではなく、今日参加できなかった仲間に伝えてもらいたい」と語った。
今後、同社では、パートナー会社の事業所に出向き安全指導を行う出前研修や、物流拠点での待機時間を利用した研修を展開。現場に応じて20種類ある研修メニューの中から最適なものを実施する。
◎関連リンク→ キリングループロジスティクス株式会社この記事へのコメント
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