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運送会社
NSU物流サービス 現場第一主義がモットー
2016年12月23日
「ウチは現場第一主義をモットーに掲げている」と話すのは、NSU物流サービス(大分県宇佐市)の都甲朝博社長。「より良い会社づくりのため、ミスを起こさないことで信用が高まる」と、営業活動より、社員のレベルアップに力を注ぐ。
同社では、従業員持ち株制度や永年勤続者へのリフレッシュ休暇、海外への社員旅行など充実した福利厚生を設けているが、都甲社長は「ドライバーは命をかけて働いてくれているので、儲かった分は当然、社員に還元する」と説明。車両は早いサイクルで新車に切り替え、「常に先行投資で一歩前に出ることで、環境の変化に対応できる」という。
「現場第一主義」の同社では従業員のレベルアップのため、全社をあげて3か月に一度、安全講習会を開催しており、10月8日には大阪支店(大阪市住之江区)の従業員を対象に行われた。まず座学として、事故データの分析や安全対策について話し合ったほか、シャシーの火災事故についての教育ビデオ上映、従業員による日ごろの業務についての意見交換などを実施。続いてトレーラ連結実習を行い、作業を行ったドライバーに対して、それぞれ見落とした点や気になった点など意見を出し合った。
また、連結部の部品の交換方法や、起こしやすいミスなどを確認。都甲忠孝常務は、「学習したことを確実に実行して、言われたことを守れば事故は必ず防げる。事故ゼロを目指して欲しい」と激励し、都甲社長は、「ちょっとしたミスを起こしがちだが、手順を絶対に間違えないように。ルールを守って、指差し呼称の徹底も忘れないこと」と指導した。
「ウチの管理職の人間は皆、現場からのたたき上げで、きちんと部下に指導できる技術が備わっている。故障するとすぐに修理に出すという風潮だが、ウチはできる限り自社で対応するようにしている」と同社長。「私自身、70歳になった今でも時間があればフォークリフトに乗っている」と笑う。
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