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物流ニュース
センコー 交通ルールを学べるこども交通公園で安全推進
2016年12月22日
センコー(大阪市北区)が今年7月に創業100周年記念事業の一環として、クレフィール湖東(滋賀県東近江市)内に開園した「こども交通公園」。小学生までの子どもが楽しく交通安全や物流を学べると、親子連れを中心に人気を博している。「事故を少しでも減らすお手伝いができれば」と話す有吉徳男園長に、公園の魅力などについて聞いた。
同園の敷地面積は約1万2000平方m。クレフィール湖東敷地内の運動場として使われていた場所が活用された。屋外には公道と同様に信号機や標識を設置したEVカーのドライビングコースを設け、楽しみながら交通ルールが学べる。消防車やパトカーなど7台のEVカーのうち、青のスポーツカーが子どもには一番人気のようだ。
他にもキッズトレインが設けられており、本物のようにブレーキをかけ警笛を鳴らすこともできる。また、公園の奥には複合滑り台やスカイロープなど無料のアスレチックゾーンも設置。
屋内に入ると、ラジコン操作の模型トラックから送られる映像を見ながらジオラマの中をドライブする「ラジコントラックタウン」があり、センコーのロゴが入ったラジコントラックの運転を体験できる。さらに、センコーで働くトラックなどを映像で紹介する「はたらく乗りものギャラリー」も併設。世界の標識を表示した展示、木製の小さな車両を走らせる「キッズコーナー」のほか、「セミナールーム」では交通安全講習会なども開くことができる。
有吉園長は「遊びの中に学びがある公園と口コミで広まり、遠方からもご来園いただいている。お盆の時期は多くの方でにぎわい、地元の高齢者の方は『公園ができたおかげで、お盆休みに他府県で暮らしている孫たちが帰ってくる』と喜んでおられた」と説明する。
また、交通教室を実施するには最適な公園で、実際にこども会からの問い合わせもあるという。安全教育の大切さを体感でき、クレフィール湖東の施設内には浴場やグラウンドゴルフコース、宿泊施設などがある。
「今後、県や警察と連携してイベントなどに利用してもらえるよう話をすすめたい。幼稚園児向けの横断歩道の渡り方教室も検討している。これからも子どもらの交通マナー向上に貢献する取り組みを推進していく」と有吉園長。
同園の入園料は無料で、乗り物は有料。定休日は火曜日と金曜日。営業時間は午前10時から午後4時半。
◎関連リンク→ センコー株式会社この記事へのコメント
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