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物流ニュース
サンリツ 新中期経営計画を発表「オペレーションからソリューションへ」
2016年12月7日
サンリツは12月1日、平成29年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
連結業績の売上高は71億8700万円(前年同期比5億2400万円減)、営業利益2億1800万円(同1億0600万円減)、経常利益1億5800万円(同9300万円減)、当期純利益3700万円(同1100万円減)。一株当たりの当期純利益は6.45円で昨年から11.71円下回った。
三浦康英社長は「個人消費や設備投資の低迷による影響で、国内貨物は消費・建設関連貨物を中心に減少した。国際貨物はアジアや北米向け輸出入貨物などの荷動きが低調だった」とし、「当期純利益が予想を下回ったのは、7月に中国子会社の株式を一部譲渡し、関係会社株式損として9100万円を計上したため」と説明。連結貸借対照表の説明では、8月に42万株の自己株式を購入したことを報告した。
28年3月期業績予想は期初予想のままとし、「下期は変調型だが極力予想に近づけていきたい」と述べた。
現在、5か年計画の4年目だが、新たに「新中期経営計画」として3か年計画を発表。
輸出入の品目別に状況説明を行い、中でも医療機器の取扱いは海外輸入比率が高く、高齢化社会を反映して、この傾向は今後も続くと推測。また、輸出入対象国は「欧米よりアジアのボリュームが増えるのではないか」と予測。
中長期的に目指す姿として、「オペレーションからソリューションへ」とビジョンを表現。今までの「グッドオペレーション」から、これからはアウトソーシングも加味し、コンサル的な手法も採り入れ、提案型の会社を目指していく。
来期は組織変更と人材育成にも注力し、新中期計画3年間の設備投資に10億円を予定している。
◎関連リンク→ 株式会社サンリツこの記事へのコメント
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