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物流ニュース
宮田運輸 会社一丸で環境対策を進める
2017年5月22日
宮田運輸(宮田八男会長、大阪府高槻市)は、ドライバーのエコ運転だけでなく、会社一丸となって環境対策へ注力している。
同社は、地場輸送をしている3―4トン車のCNG車の積極導入だけでなく、大型トラックの箱の屋根部分に特殊な樹脂を使用した太陽光パネルを取り付け、荷待ち時間などのアイドリングを完全にストップすることでCO2排出低減に努めている。
また、愛知県半田市の事業所では、倉庫の屋根約300坪に326枚のソーラーパネルを設置。節電対策やデジタコなどのIT機器でさらに意識を高めている。
約3年前、宮田博文社長の「良心を共に育む」をモットーにした「子どもミュージアムプロジェクト」を立ち上げた。車両にドライバーの子どもらが描いた絵をラッピングし、ドライバーだけでなく、トラックを見た周りの運転者にも優しい気持ちになってもらうことで、事故や急発進、急ブレーキをなくし、安全運転に努めることで環境対策にもつなげている。
執行役員営業管理部長の後藤昌代さんは、「同プロジェクトの車両は運転自体が優しくなり、燃費も良くなってきている。自社の全車両の平均燃費に比べるとさらに良い燃費のデータが出ている」と説明する。また、「社名を知ってくださる人が増えている」とも語る。
平成26年7月に1台目を導入し、現在は28台にまで増えた。「社内にようやく浸透してきた。希望者の車両も今後、徐々に導入していき、さらに事故や燃費を向上させられるようにしていきたい」と今後の展望を話す。
◎関連リンク→ 株式会社宮田運輸この記事へのコメント
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