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運送会社
トラストウィン 星社長「Gマーク更新100点の評価」
2017年5月12日
【東京】環境と安全に配慮した運行に取り組むトラスト・ウィン(狛江市)。グリーン・エコプロジェクトへの参加や、引越事業者優良認定制度の「引越安心マーク」を取得している。同社がこのほど更新を迎えたGマークは、「更新時の評価点数100点をいただいた」と星惠子社長は笑顔を見せる。
他社に先駆け、2008年にデジタコ・ドラレコを全車両に設置。「事故防止は大前提だが、社員の安全や健康が一番」と同社長は語る。「アルコールチェッカーも、義務付けられる半年以上前から導入している」という同社では、「ドライバーが飲酒を控えることが多くなり、それに伴って体調が良くなったという声も多い」という。
現在、22人のドライバーが活躍している同社。「適性診断は通常3年に1回のところ、当社では2年に1度実施している」と同社長は胸を張る。事務所の片隅には血圧計が置いてあり、社員に頻繁に血圧の計測を勧める。健康診断でも眼科検診を追加するなど、徹底して社員の健康に気を配っている。
同社の配送業務は、「ルートと引っ越しなどのスポットが半々くらい」で、ルートの場合は飲料水や画材などの配送を手がける。「閑散期も繁忙期も人手が足りない。協力会社と相互に助け合っている」という。協力会社は、年間で延べ約100社に上る。同社長は、「ドライバー同士も非常に仲が良く、ルート担当でも引っ越しのヘルプに入ってくれる」と笑顔をこぼす。
「配送を終えたドライバーが事務所で話し込んでいることも多い」とアットホームな社内の様子を語る同社長は「真面目で素直なドライバーが多い」と目を細める。一方で、「ドライバーの仕事は荷物の積み下ろしだけでも大変なのに、『ただ乗っているだけ』と思われがち」と肩を落とす。「ドライバーの仕事内容について周知徹底を図れれば、運賃の適正化につながるのではないか」と、方法を模索しているという。
「今後、AI技術が進んでも、物流は全てをロボットに任せられるわけではない」と物流業界の将来について予測する星社長。「気持ちを込めたり真心を大事にして、『人としてできること』を大切に、仕事に取り組んでいきたい」と語る。
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