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運行管理に「心理学」 ドライバーを心で動かす
2010年12月27日
人をカネで動かすのではなく、心で動かすことができれば…。兵庫県内の物流事業者はそう考える。経営者が管理職に、管理職が現場にと、それぞれの立場の人間がさまざまな環境に置かれた人間に、心理面からの働きかけができれば、作業効率の向上や事故防止にもつながるのではないか、といった考え方だ。
事業者は実際、心理学を勉強し、カウンセラーの資格も数年前に取得している。従業員、とくに運行管理者にも心理学を利用した「リーダーシップ」や「コーチング」といった研修に出席させ、ハンドルを実際に握るドライバーへの指示のあり方を管理者に考えさせている。事業者は、「ドライバーとの指示―被指示の関係は運行管理の性格上、やむを得ない面がある。その制約の中で管理者の気質や性格によってドライバーに与える影響が様々に変わりうる」とし、ドライバーの心理が能動的なものに変化すればと考える。
「いまだに『走行距離だけがドライバーの価値』と考えるような会社には、もはや戻れない」と話している。(西口訓生)
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