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権限委譲はフォローを
2011年5月13日
今回は「ドライバーリーダーに対する、ほんの少しの権限移譲」についてお話しします。ドライバーリーダーがリーダーとして自覚し、チームのメンバーからもリーダーとして認められるようになる。このようになるには様々な条件が必要です。
例えば、他のドライバーの模範となる仕事ができるとか、他のドライバーの面倒をよくみるなどです。ただ、この状態でリーダーに会社の目標を与え、達成させようとしても無理があります。自分のメンバーに対する評価権限が全くないからです。社長さんの中には「リーダーはだらしがない。俺が言えばどんなドライバーも言うことを聞くのに」と言います。これは当たり前です。社長には解雇権や給与査定権があるからです。
社長ではなく、リーダーがある程度、ドライバーを指導監督できるようにするのが「組織化」のはずです。組織化への第一歩が「ドライバーリーダーに対するほんの少しの権限委譲」なのです。よく社長さんから「権限委譲は昔からやっているのに、リーダーは全然育たない」とか「うちにはリーダーがいない」という話を私は聞きます。でも、よく調べてみると大体二つのパターンの原因が見つかります。
一つ目は、具体的にやってほしいことを説明しないまま、そのまま放置する、放置プレイ型。
二つ目は、ある程度のことは任せると口では言いつつ、いざリーダーが良かれと思ってやろうとすると「待った!」が入り、すべて社長の判断でひっくり返ってしまう、ちゃぶ台ひっくり返し型。
どちらのタイプもダメな理由は、権限委譲が正しく機能しているかのチェックと指導を経営者がしないことです。経営者がチェックや指導をしながら?ステップを踏んで?権限委譲していくことが大事なのです。
「権限委譲をしたら、その後のフォローを絶対忘れずにやる」。2代目経営者がしなければならない大切なことです。
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