昨年10月４日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた?クールシステム東海（資本金３００万円、愛知県小牧市郷中２─１１９、代表北見幸之助氏）と関連会社の?コールドネットワーク（資本金７００万円、大阪府吹田市南金田２─14─２、同代表）は７月22日、大阪地裁から破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は山浦美紀弁護士。

　クールシステム東海は、02年11月に設立された軽貨物運送業者。軽四輪による貨物運送を手がけ、フローズン・チルド・ドライの３温度帯に対応可能な車両を使用し、冷凍貨物を主体に、04年９月期には年収入高約６億１００万円を計上。

　しかし、冷凍ギョウザなどの冷凍食品の需要減少や、長引く不況の影響などで受注は減少、09年９月期の年収入高は約４億５０００万円まで落ち込んでいた。その後も受注に回復は見られず、今回の措置となった。コールドネットワークは04年３月に設立された冷凍軽貨物運送業者で、クールシステム東海と同様の措置となった。

　負債は、クールシステム東海が約１億５１００万円、コールドネットワークが約４６００万円、合計で約１億９７００万円。

　（東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ）