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緑ナンバーのメリットは? デメリットは?
2011年9月8日
長い期間の「白トラ」を経て、数年前に営業ナンバーのトラック事業者になった広島県内の社長。すでに年齢も50歳を超えたが、「白から緑ナンバーになったことで車検(期間)や3か月点検のほか、点呼や社会保険など、とにかく宿題が増えた。自家用時代はやりやすかったし、しっかりと儲けもあった」と苦笑する。
とはいえ、正規の事業者となったことでメリットもあるという。「コソコソとしなければならなかった帰り荷探しが、いまは堂々とやれるようになった」。白ナンバーで数台のトラックを抱えていた当時は自らもハンドルを握り、無線などを通じて緑・白の区別なく多くのドライバー仲間と親しくなった。「彼らも年を取り、いまは運送会社で配車業務をこなすというケースもあり、当時のよしみで荷物を回してくれる機会も増えている」と話す。現在も、ドライバーの顔ぶれは白の時代とほぼ変わらないことから、給料はオール歩合制を続ける。「前日から出発し、休憩を挟みながらマイペースで走るほうがいいドライバーがいれば、当日の早朝に出掛けるのを好む者もいて当たり前。それぞれが納得して頑張っている。役所に二重丸をつけてもらおうとは考えていないし、ドライバーらが食べていける『まずまずの会社』であればいい」。(長尾和仁)
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