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第63回:熱心な助言で税金ゼロに
2011年9月30日
親から相続した土地を売却した人が、「売却益について税金がかからなかった」という、うれしい話があります。
この人は一昨年に親を亡くし、その財産を相続しました。親の財産はほとんどが先祖代々からの土地です。昔から持ち続けた土地だったので、土地の筆数も多く、その上、面積も広かったので全ての土地の評価額はものすごい金額になりました。そのため相続税は、分譲の土地付きの家を一軒購入できる金額になりました。相続税は現金で一括で納めるか、相続した土地を担保にして分割で納めるかしなければなりません。この人はどうしていいかわからず、土地に詳しい知り合いの不動産屋に相談しました。不動産屋は熱心に勉強してくれたそうで、「まずは相続した土地の一部を分筆し、それを売却したお金で相続税を納めなさい」とアドバイスを受けました。早速、不動産屋に従い、土地を分筆して売却し相続税を納めました。通常、土地を売却すると、譲渡所得といって確定申告で税金を納めることになるのですが、相続税の申告書提出期限3年以内に相続した土地を売却した場合には、相続税を売却益から引いてもらえる、という規定があります。
親が亡くなったのが一昨年で、土地を売却したのが昨年ですから、この規定に合致したことになります。この人は土地の売却益から支払った相続税を引いてもらえました。おかげで土地を売却したことによる税金はゼロとなり、助かったとのことでした。熱心な不動産屋さんのおかげ、と大変喜んでいました。
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