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トピックス
大事故のニュースきっかけに 法令順守を再徹底
2012年6月12日
ゴールデンウィーク中に起きた関越自動車道での高速バスの重大事故について、神奈川県の事業者はニュースを見て、自社で休憩時間の徹底をドライバーに確認した。「他人ごとでなく何らかの取り組みをしていくことが大切だ」と考えたからだ。
高速バスの事故では、直接原因はドライバーの過労運転とされる。このためバスだけでなくトラックにも、あらためて安全マネジメントの徹底が求められていくとされる。同社は、行政から新たに法令順守が徹底されることを先取りして、自社で取り組みをした。連続運行後の休憩時間など、これまで行ってきたことの再確認事項を文書にして、ドライバーが確認した後で印鑑を押してもらった。簡単なことだが、こうした細かな取り組みの積み重ねが事故防止につながるという。この事業者は「普段から事故防止や安全の取り組みをしていても、社会的に注目される大事故が起きた時には、簡単なことでも何らかのメッセージを会社としても出していくことが必要」と話す。こうすることで、法令順守の意識が再徹底されるからだ。「何かが起きてからでは遅い。普段から備えておかなければ、すぐに営業停止になってしまう時代だ」。(千葉由之)
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