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帰り荷がない 大震災以降関東から関西向け荷物激減
2012年7月12日
東日本大震災前には、関東−関西間の長距離輸送は多く行われていたが、震災以降は大幅に減少しているようだ。 大阪府和泉市で関東?関西間の長距離輸送を行う運送会社でも、「関西から関東向けの荷物の輸送依頼はあるが、帰り荷(関東から関西向け)を確保するのが困難なため、基本的には行き帰りの荷物がある場合のみに運行するケースが多い」と話す。さらに「燃料価格の高騰で、往復の荷物がなければ採算が取れない。行きの荷物だけでは厳しい」と語る。
また、同じように大型車で関東方面への長距離運行を行う同市の運送会社でも「関東への長距離運行を行うが、帰り荷が確保できない。大震災以降、帰り荷の確保に苦労させられることが多い。関東の物流会社との取引はあるものの、専門・地元でも関西向けの荷物は少ないようだ」と話す。長距離輸送を専門とする取扱専業者は「現在、運行してもらっている運送会社には往復で荷物を斡旋している。しかし、スポットで帰り荷、往復荷物での輸送は確保できないときもあるため、なかなか依頼にこたえられない」と説明する。(佐藤弘行)
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