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不可解な乗り越し金額 帰省したA子さんの体験
2014年1月15日
タクシーやバスの乗車賃、さらには高速道路の通行料金などにも?初乗り?というような設定があって、その後は利用区間の長さに応じて一定の料金が加算されていく。なんらかの理由で途中下車し、再び乗ることになれば初乗りの部分がダブるため、仮に同じ距離で利用したとしても割高な支払いになってしまうことはユーザーも承知の上だ。ところが、ちょっと勝手が違う?乗り物?もあるようだ。
正月の帰省でJRを利用したA子さん(22歳)。大都市にあるターミナル駅から約87.9キロ離れた目的地まで1450円の切符を買った。乗車中、友人から携帯電話に連絡が入ったことで目的地を変更し、そのまま乗り越しをしなければならなくなった。下車する予定だった当初の駅は、複数の在来線が発着する地方の主要駅だが、そこで別の路線に乗り換えて六つ目の駅が新しい目的地。「あえて改札を出る必要もないし、車内で車掌さんに追加料金を払おう」と考えたA子さんの行動は極めて普通だろう。
「えっ、230円じゃないんですか?」とA子さん。「当初の料金(1450円)は地方駅までのもので、そこから新しい行き先となる駅までの乗車料金を払えば済むと思った。インターネットで調べると230円だった」と主張したらしいが、車掌が請求したのは倍近くの440円だった。「JR西日本に聞くと『そういう決まりですので…』とのことで、みどりの窓口やホームページでも表示しているといわれた」とA子さん。
確かに、同社ホームページの「きっぷのルール」には「片道の営業キロが100キロ以内の普通乗車券で行き先を変更された場合」を例外の扱いとして、「全区間について変更前と変更後の運賃を比較して差額をいただきます」とある。わかりにくい表現だが、要は「いったん地方駅で改札を出るという物理的な行為を取っていれば、差額は230円で済んだ」ということらしいが、「まったく意味がわからない」とA子さんの不信感はぬぐえていない様子だ。
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