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早めの傭車確保が裏目に 軽油安でも「仕事ない」
2015年12月24日
平成27年末の繁忙期に備え、秋口から早めの傭車確保に動くトラック事業者は少なくなかった。ドライバー不足によって実働するトラック台数が減り、荷動きをカバーできずに苦しむことになった近年の経験があったからだ。ところが…。「燃料が安くなっても仕事がなければ意味がないどころか、むしろ苦しくなるばかり。軽油が100円だったとしても、走り回っていた時期のほうがよかった」と広島市の運送社長。30台ちょっとのトラックを抱える同社にインタンク設備はないが、それでも去年の12月から今年11月までの丸1年間、軽油のリッター価格は80円台を中心に2ケタの数字が並んだ。
自家給油施設を持っている兵庫県明石市のトラック事業者は「月末で締めて、後から価格が決まるスタイルのスタンド給油は確かに割高になるものの、価格の変動が小さい点はメリットだと思う」と話す。1週間に2回のペースで購入単価が動く同社の場合、11月の1か月間でリッター13円ほどの値上げになった。それでも現在の価格は85円ほどだが、「こう変動が大きくては、本当にインタンクが有利なのかわからなくなる」。繁忙期というのに、11月の売り上げが前月比で15%ほど落ち込んだショックも隠せない。(詳しい内容は、物流ウィークリー12月21日号に掲載しております) -
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