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施錠・固定チェックミスによる落下物 落とし主に責任
2016年3月7日
トラックに荷物を積み込む際、落下しないよう安全策を講じるのはプロのトラックドライバーとして当然だ。しかし、トラックから荷物が落下して、交通事故の原因となる事例が後を絶たない。ほとんどの場合が「つい、うっかり」と施錠をし忘れる、固定するのを忘れた、固定したと勘違いした――というチェックミスから来るものがほとんど。落下物が原因で交通事故が発生した場合、落とし主に責任が問われる。今回は落下物について調べた。
1月26日、埼玉県内の道路上で複数の書類が飛散した。これは住友倉庫が契約していた運送会社のトラック(2?車)から落下した荷物の中の書類が飛散したもの。落下した荷物は5箱あり、3箱は未開封のままだったが2箱が落下の衝撃で開いてしまった。住友倉庫は周辺地域を含めた広範囲にわたって書類を回収し、ほとんどを回収したものの、一部は現在も所在不明になっており、回収作業を今後も継続していくとしている。落下の原因となったのは、ドライバーが荷台の後部扉の施錠を失念したことだった。また、大型トレーラから資材ボックスが落下し10人が死傷する交通事故も発生している。昨年11月18日、群馬県内の上信越自動車道で渋滞していた車列に大型トラックが追突、計6台が絡む多重衝突事故が起きた。渋滞の発生原因に、新潟県の運送事業者の大型トレーラから資材ボックスが落下し、木材が散乱したことが原因と指摘されている。(詳しい内容は、物流ウィークリー3月7日号に掲載しております) -
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