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労務管理
円満退職のはずが…未払い残業代トラブル
2016年6月22日
未払い残業代請求の訴訟などが、いまだ運送業界では絶えない。運送事業者の中でも防衛策として、歩合を廃止して全て残業賃金として支払う事業者もある。こういった労務トラブルは、ドライバーと経営者間のものが多く、最近では「円満退職したはずのドライバーが、1週間後に弁護士を通して未払い残業代を請求してきた」というケースも聞かれた。
海上コンテナをはじめ鋼材、建設資材をトレーラや大型車などで輸送している大阪・南部の運送事業者は、海コン輸送では1か月の走行距離は多くて5000キロ程度で、長距離もほとんどなく地場輸送が中心だ。同社ではドライバーのやる気を尊重し、一部の賃金体系では歩合を還元するなど、ドライバーが一生懸命頑張れば賃金が増えるという制度を採り入れていた。
そんなある日、海コン輸送担当のドライバーが退職を申し出てきた。それまでよく仕事をしてくれたベテランドライバーで、同社社長も引き止めようと説得したが本人の意思は固く、退職を認めるしかなかった。「本人の意思を尊重して気持ちよく送り出すことで次の場所でも頑張ってもらいたいとし、円満退職となったと思っていた」と同社長。
(詳しい内容は、物流ウィークリー6月20日号に掲載しております)関連記事
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