ぶつかってはいけない車や歩行者、そして走行中に気を付けるべき車線、速度規制標識を、あなたの目に代わって注視し続けます――。追突事故が約半数を占めるといわれるトラックの運行特性に、漠然と「安全運転」を唱えるのではないシステムが、運送会社の運行管理にも応用されている。

　トラックをはじめ乗用車でも、新車に一般的に取り付けられるようになった被害軽減ブレーキ（自動ブレーキ）とは違い、使用過程車に取り付けた衝突防止装置「モービルアイ」は、自動でブレーキを操作してくれるわけではない。代わりに、前方にある車両やバイクに追突しそうになったとき、車間距離が詰まったとき、あるいは車線から外れた時などにピ・ピ・ピなどの警報音が鳴る仕組みだ。イスラエル製のモービルアイを日本国内で販売する総代理店「ジャパン・トゥエンティワン」（東京都渋谷区）の佐藤元気執行役員は、「車間距離を秒数に置き換えて表示するのが一番の特徴」と話す。

（詳しい内容は、物流ウィークリー3月27日号に掲載しております）